第42歌 希望に追いついて
おお、希望よ、灰色の衣装を脱いで
見違えるようだ。今、この隔たりが
やっと埋まった。そして、緑を纏い、
お前は昔の頃と同じ姿で立っている。
ああ、神様!鈍い失望さえなければ、
僕らの歩みも初めからこの道の中で
こうやって入り混じり、僕らの影も
雑木や水路の上で重なっていたのに。
おお、希望よ、その瞳は命ある愛だ、
まさに彼女の瞳――愛は希望なのだ!
寄り添ってくれ。沈んでいく太陽は
僕らの足を温め、髪を金色に染める。
おお、彼女とお前は声も名も一つだ!
ああ、そばにいてくれ。太陽が沈む!
Dante Rossetti. "Through Death to Love"
in The House of Life (1898).
in The House of Life (1898).