第32歌 平等の契り
僕らの愛を同じ定規で測らないでくれ。
僕は君を愛するほど愛されるだろうか――
僕には気品も喜びの種もなく、絶対に
君の玉座に相応しい賜物を欠いている――
君は人々の心の特別な玉座に腰をかけ
木々から選び抜かれた花々の冠を戴く。
君一人の頭のために、愛の神が命じて
全ての美と神秘を編み込ませた花冠だ。
だが、君の瞳と唇はそれを優しく叱る――
(君は言う)「私の愛は小さくなるね。
私の愛が平等じゃないと疑うんだから。」
待ってくれ!僕の心の限界の代わりに
君の心の超越から愛の価値を見るなら――
君の愛は僕の愛の千倍以上になるのだ。
Dante Rossetti. "Equal Troth"
in The House of Life (1898).
in The House of Life (1898).