【記事について】
・クラシックに触れてみたい人のための紹介記事です。
選ぶのは大変だけど少し詳しくなってみたい人向け。
・もう詳しい方はぜひ「聴く音楽史」も見てください。
【紹介について】
・おすすめの作品・CD情報・紹介文を書いています。
・おすすめの作品・CD情報・紹介文を書いています。
・Naxos Music Libraryから選んでます(執筆時点)。
・今回は中近世イギリスの10曲です。
・自分のお気に入りの作品&録音を探してみましょう!
【中世&近世の10曲】
1. 中世のセイラム聖歌
「真夜中のミサ」(Gimell, CDGIM017)
中世英国の礼拝を代表した地方のシンプルな聖歌です。
最近はヒーリング・ミュージックとしても人気です。
2. 中世の世俗音楽
「夏は来たりぬ」(Chandos, CHAN9396)
教会の外では民衆たちが世俗音楽に親しんでいました。
「夏は来たりぬ」は西洋最古の輪唱とされる民謡です。
3. ジョン・ダンスタブル(1390-1453)
「来たり給え、創造主なる聖霊よ」(Naxos, 8.557341)
英国発祥の和声(3&6度)を大陸へ広めた偉人です。
中世英国最大の人物で、ルネサンス音楽の父の一人です。
4. ジョン・タヴァナー(1490-1545)
「西風ミサ」(Gimell, CDGIM004)
宗教改革前夜に国内最高の名声を誇っていた作曲家です。
「西風ミサ」は世俗のラブ・ソングを用いた替え歌です。
5. トマス・タリス(1505‐1585)
「我、汝の他に望みなし」(Naxos, 8.557770)
弟子バードと共に英国ルネサンスを代表する作曲家です。
「我、汝の他に望みなし」は40声部を誇る合唱曲です。
「我、汝の他に望みなし」は40声部を誇る合唱曲です。
6. ウィリアム・バード
「五声のミサ曲」(Gimell, CDGIM345)
英国国内のみならず西欧ルネサンスを代表する偉人です。
「五声のミサ曲」はラテン語ミサの終焉を飾る名作です。
「五声のミサ曲」はラテン語ミサの終焉を飾る名作です。
7. ジョン・ダウランド(1563-1626)
「あふれよ我が涙」(Naxos, 8.553381)
リュートの弾き語りはルネサンスの人気ジャンルでした。
「あふれよ我が涙」は欧州を熱狂させた大ヒット曲です。
8. ヘンリー・パーセル(1659-1695)
「ディドーとエネアス」(Glossa, GCD921601)
英国音楽史上最大の天才と認められている夭折の作曲家。
「ディドー」は英語オペラの黎明期を代表する名作です。
9. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1579)
「水上の音楽」(Naxos, 8.557764)
ヘンデルはドイツから英国に帰化して活躍した偉人です。
「水上の音楽」は帰化後に書かれた管弦楽の代表作です。
10. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(同上)
「メサイア」(K and K Verlagsanstalt, Kuk20)
ヘンデルが英国に残した英国オラトリオの最高傑作です。
福音の物語を歌っており、「ハレルヤ」は大変有名です。