備忘録もかねてアーティストの音楽活動を紹介していきます。
おすすめの楽曲にYoutube公式動画があればリンクしています。
今回はリンキン・パークを取り上げます(Part 3)。
【スタジオ・アルバムを振り返る・その3】
◯『リヴィング・シングス』(Living Things, 5th, 2012)
「まだ夜闇が続いている
来ることのない光を待ちわびて
俺は太陽を追いかける
来ることのない光を待ちわびて」
(A Light That Never Comes, in Recharged)
・アルバムについて
ライブツアー後、ほぼ半年というスピードで完成したアルバム。
アルバム・タイトルは「生きているものたち」という意味になる。
社会や世界よりも人の生へ枠組みを寄せたことを表したらしい。
・楽曲について
翌年にはコラボ&リミックス・アルバム『Recharged』を発表。
A Light That Never Comesなどリミックス以外の楽曲も収録した。
個人的には原盤とリミックスで「二度美味しい」の聴き方が好き。
・おすすめの3曲(収録順)
◯『ハンティング・パーティ』(Hunting Party, 6th, 2014)
「水平線がもっと光り輝いていた昨日
空を漂っていた影たちは薄れ始めた
永遠だと言っていたのに消え去った
最後の仮面舞踏会の幕引きを見送る」
(Final Masquerade)
・アルバムについて
題名の「狩猟団」は野性的かつ洗練された精鋭集団という意味。
原案の「肉食動物」(Carnivore)をより洗練させた題名である。
この原案の方はライブの題名「カーニヴォア・ツアー」になった。
・楽曲について
青年時代にハマっていた音楽を自分たちで再解釈するという一枚。
デモではなくスタジオ演奏から楽曲制作を始める手法に挑戦した。
Key To The Kingdomの導入から最後までハードなサウンドが多い。
とはいえ凝っている楽曲が多いので長く聴けるおすすめの一枚。
・おすすめ
◯『ワン・モア・ライト』(One More Light, 7th, 2017)
「人は言うかもしれない
『もう一つくらい光が消えても誰も気にしないだろ?』
空を埋める星たちの中で、その光は震えている...
『他の人の残り時間が尽きても誰も気にしないだろ?』
僕たちの全てが一瞬なら、僕たちはもっと早く...
『もう一つくらい光が消えても誰も気にしないだろ?』
いや、僕は気にするよ」
(One More Light)
・アルバムについて
珍しいことに楽曲のタイトルがアルバム・タイトルになっている。
タイトルは「もう一つの光」と訳せる(上の歌詞にも出てくる)。
・楽曲について
前作から打って変わってソフトで平明な楽曲群が印象的な一枚。
Sorry For Nowのように子供たちに向けた楽曲も収録されている。
他のアーティストに学んで、歌詞を先に作る手法にも挑戦した。
・おすすめ
【あとがき】
・学部の下級生のときにカラオケにこもって練習したのが懐かしい。
・ジャンル論争に気づいたのは遅くて、The Catalystのときだった。
僕は楽曲の仕上がりが良ければ何に挑戦したって気にしない派。
ハイブリッド・セオリーってのは自由のことなんだと理解してる。
とはいえ僕の好みで選んだ楽曲だけじゃ違いがわからないかも?笑
・こういうサウンド構成の話題は多いけど、実は歌詞もとても良い。
これは変わらない気がする。(やたら難しい歌詞もあるけど...)
・チェスターは本当に惜しいけど、活動再開したみたいで良かった。