第4歌「愛の眺め」(Lovesight)
愛する君が一番よく見えるのはいつか?
愛する君が一番よく見えるのはいつか?
明るい光の下、僕の瞳が全霊を注いで
君の顔を祭壇とする愛の礼拝を執行し
愛が君を通して知らされるのはいつか?
あるいは(二人きりで)夕闇に紛れて
キスをし、静かな応酬を雄弁に交わす
君の黄昏を秘めた顔つきが仄かに輝き、
僕の魂がただ君の魂を見るのはいつか?
ああ、愛しい愛しい人!もしこれ以上
君自身の姿も、大地に落ちる君の影も、
泉に映る君の瞳も見られないなら――
先の暗い命の坂に何が聞こえるだろう
希望の枯れ葉たちが渦巻いて飛ぶ音か、
死の枯れない翼から生まれる風の音か?