美術家とその作品を紹介していきます。
今回はイギリスで活躍した16世紀生まれの美術家を取り上げます。
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【イギリス出身の画家たち】
◯ジョージ・ガウアー(G. Gower, 1540-1596)
・油彩/木板《エリザベス1世:篩の肖像》
(The Plimpton “Sieve” portrait of Queen Elizabeth I, 1579)
◯ニコラス・ヒリアード(N. Hilliard, 1547-1619)
エリザベス朝の国産美術を代表する画家・金細工師です。
写生画(limning, 水彩の細密画)を得意としました。
・水彩/べラム紙《自画像》
(Self-portrait, 1577)
・エリザベス1世のための2つの肖像
①油彩/木版《エリザベス1世:ペリカンの肖像》
(The “Pelican” portrait of Queen Elizabeth I. 1575)
②油彩/木板《エリザベス1世:不死鳥の肖像》
(The “Phoenix” portrait of Queen Elizabeth I. 1575)
◯ウィリアム・ラーキン(William Larkin, 1580-1619)
・油彩/画布《第3代ドーセット伯爵の肖像》
(Portrait of Richard Sackville, 3rd Earl of Dorset, 1613)
◯ナサニエル・ベーコン卿(Sir N. Bacon, 1585-1627)
・油彩/画布《料理係と野菜や果物の静物》
(Cookmaid with Still Life of Vegetables and Fruit, 1620-1625)
◯コルネーリス・ヤンセン(C. Janssens, 1593-1661)
・油彩/画布《ハーグの行政官》
(De Haagse magistraat, 1647)
【イギリスで活躍した外国人画家】
◯ハンス・ホルバイン(Hans Holbein, 1498-1543)
渡英してヘンリ8世の下で活躍した画家・版画家です。
死を擬人化した骸骨の版画集は大変人気を集めました。
・木版画《説教師》
(The Preacher, 1538)
・油彩/木板《トマス・モア卿の肖像》
(Portrait of Sir Thomas More, 1527)
・油彩/画布《ヘンリ8世の全身像》
(Portrait of Henry VIII, 1537/1547)
・油彩/木板《大使たち》
(The Ambassadors, 1533)
◯アンソニー・ファン・ダイク卿(Sir A. van Dyck, 1599-1641)
ルーベンスに師事し、イギリス宮廷に招かれた画家です。
イギリスの歴史画・肖像画・銅版画などに足跡を残しました。
・《向日葵のある自画像》
(Self-portrait, 1633)
・油彩/画布《狩りをするチャールズ1世》
(Charles I at the Hunt, 1635)
・油彩/画布《サムソンとデリラ》
(Samson and Delilah, 1628-1630)