2017/06/11

シェイクスピア『ソネット集』 第144歌

二人の恋人は僕に元気と絶望を授ける
説得を続ける善い霊と悪い霊のように
善い方の天使は清く正しい彼氏であり
悪い方の悪霊は色の濃い悪党の彼女だ。

悪い彼女は僕を早く地獄へ落とすため
善い天使である彼氏を僕から絡め取り
僕の聖人を悪魔になるまで堕落させる
卑劣な得意技で純粋な彼に言い寄って。

僕の天使が悪魔に変わるのかどうかは
わからないし、はっきりとは言えない。
しかし僕から離れた二人の仲が良いと
天使は悪魔と地獄にいるように思える。

だがわからない以上は疑って暮らそう
悪い天使が善い天使を焼き払うまでは。