君という人は暴君ではないか、まるで
美への驕りで残酷になった人のようだ。
君の知る通り、僕の貴い恋心にとって
君は最も麗しく最も大切な宝石なのだ。
しかし正直なところ、君を見る人には
君の顔立ちに悶えないという人もいる。
それを間違いだと言う勇気はなくとも
僕はこの身にそれが間違いだと誓おう。
僕の誓いが嘘でないという証言として
君の顔立ちを思うと千回も悶える僕は
他人の首筋に一回しか悶えないことで
君の黒さが最も麗しいと判断するのだ。
実は黒さとは君の言動の黒さのことで
思うにあの中傷もそこに由来するのだ。