2017/05/30

映画紹介:監督編 A・ヒッチコック

監督を決めて僕のおすすめの映画を6本紹介します。
前半の3本は初めて観る人におすすめの作品です
(僕が観て個人的に面白かった作品を選びました)
後半の3本はもっと気になる人におすすめの作品です
(監督に違う面から光が当たる作品を選びました)
今回の監督はヒッチコック監督の作品です。

【人物紹介】
◯アルフレッド・ヒッチコック(A. Hitchcock, 1899-1980)
・サスペンスを得意としたイギリス出身の映画監督です。
・1925年にデビューし、1940年代にアメリカへ進出しました。
・1930年代にトーキー、1950年代にカラー映画へ移りました。
・1950年代半ばから1960年代半ばの作品が特に人気です。

【作品紹介:僕のおすすめの3本】
◯『裏窓』(Rear Window, 1954年)
・あらすじ
静養中のジェフは隣のアパートを覗いて気を紛らしている
ある日、彼は殺人事件の発生を察し、恋人と調査を始める...。
・紹介
自分も一緒に覗いている気になる導入部が印象的な一本。
恋人の大胆さや覗きの安全さが筋を効果的に盛り上げます。

◯『サイコ』(Psycho, 1960年)
・あらすじ
会社員マリオンは恋人との結婚のため、会社の大金を盗む。
町を出たマリオンはある母親と息子が経営する宿に泊まるが…。
・紹介
ヒッチコックの心理設定が生きる、サイコ・キラーの古典。
今見ると、有名な殺しの場面自体はさほど怖くありません。

◯『鳥』(The Birds, 1963年)
・あらすじ
名士メラニーは弁護士ミッチと出会い、彼の町で関係を深める。
しかし町の鳥たちは様子がおかしくなり、人々を襲い始める...。
・紹介
鳥の不穏さや凶暴さがひしひし伝わる動物パニックの傑作。
演技の光る細部の場面も多く、会話や演出も素晴らしいです。

【作品紹介:視点を変えてみる3本】
◯『バルカン超特急』(The Lady Vanishes, 1938年)
アメリカ時代が人気のヒッチコックのイギリス時代の代表作。
列車で消えた婦人を探す密室モノが戦争と絡んで展開します。

◯『レベッカ』(Rebecca, 1940年)
渡米後初の作品で、アカデミー作品賞に輝いたサスペンス。
亡きレベッカ夫人に呪縛された邸宅と住人の結末やいかに

◯『フレンジー』(Frenzy, 1972年)
イギリスに帰国して撮影した最晩年を代表する佳作サスペンス。
逆上による無計画な殺人を基調として展開する濡れ衣モノです