あなたの愛と憐れみは烙印の傷を塞ぐ
下馬評が僕の額に焼き付けたこの傷を。
なぜ善し悪しを語る連中を気にかける
悪を庇い、善を探すあなたがいるのに?
あなたが僕の全世界なら、僕は闘おう
僕の恥と誉れをその舌から聞くために。
僕が聞く人も、僕が語る人もただ一人
僕の鉄の意識を正へ邪へ変える人だけ。
他人の声についての不安を深き淵へと
投げ捨てた僕は、蛇の聴覚を手に入れ
批判も追従も聞かなくてもよくなった。
自分を蔑ろにせずに済んだ訳を話そう。
あなたが僕の関心に深く根を下ろすと
残りの世界が死んだように思えるのだ。