死者となった僕のために喪を行うとき
暗鬱で不穏な鐘の音が響き渡るだろう。
その音は世界に僕の逃亡を教えるのだ
低俗な世界と最低の蛆虫からの逃亡を。
さて、この一行を読んだら忘れてくれ
これを書いた手を。愛する君のために
その美しい心から忘れられるとしよう
僕の思い出が君を悲しませないように。
ああ!まだこの詩を読んでいるのなら
お願いだから、僕が土に還ると同時に
僕の貧相な名前を口にするのもやめて
僕の命と一緒に僕への愛も失ってくれ。
喪に服する君の様子を伺う賢い世間が
いない僕を使って君を笑わないように。