君の奴隷となった僕に何ができるのか、
君が求めるまで待ちわびることの他に?
僕には惜しむほど貴重な時間など無く
君の要求の他にはなすべき務めも無い。
終わらないこの世界を叱りなどしない、
時計を見るのも君という主人のためだ。
留守の寂しさだって辛いとは思わない、
君から「またね」を頂いた下僕だから。
嫉妬心に駆られた質問は抑えておこう、
君の行き先や用事が気になるとしても。
悲しい奴隷のように待ち、考えるのだ
君はどこで誰を喜ばせているのか、と。
恋心は本当に愚かだから、君の意図の
悪さに何をされたって気づかないのだ。