夜の静寂が訪れたら私のところへおいで
夢という物言う静寂の中へ入っておいで
丸く柔らかな頬と日の差す小川のように
光輝く瞳を連れておいで
涙のもとへ帰っておいで
ああ、過ぎ去った年の記憶、希望、恋よ。
おお、何と甘く、甘過ぎて苦過ぎる夢よ、
目が覚めるなら楽園で覚めて欲しかった
そこで愛に溢れた魂の住人たちは出会い、
両目は渇き焦がれながら
鈍い扉を見つめるだろう
開けば迎え入れ、誰も追い出さない扉を。
でも、夢の中に来てくれたら、生きよう、
死を経て冷たくなったこの命をもう一度。
夢の中で会いに来てくれたら、捧げよう、
脈には脈を、息には息を。
声をひそめてそばにいて、
昔のように、愛しい人、遥か昔のように。
Christina Rossetti, "Echo"
in Goblin Market (1862).