2017/05/29

聴く音楽史:後期近代イギリス編 No. 09

Naxos Music Libraryから作曲家のアルバムを紹介します。
今回の舞台は20世紀前半のウィンザー朝です(Part 3)。
1890年代生まれのクラシック作曲家を紹介します。
重要な作曲家には解説&おすすめ情報をつけています。

◯アイヴォー・ガーニー(I. Gurney, 1890-1937)
・声楽作品(Naxos, 8.572151)
――「月の下で一晩中」「エリザベス朝の5つの歌」etc.

◯アーサー・ブリス(A. Bliss, 1891–1975)
王室楽長となり、バレエや映画音楽など広く活躍した作曲家です。
スタンフォード、ヴォーン=ウィリアムズ、ホルストに学びました。
・ヴィオラ作品&ピアノ作品(Chandos, CHAN8770)
――「ヴィオラ・ソナタ」「マスク」「三部作」etc.
・管弦楽作品(Naxos, 8.553460)★おすすめ★
――「色彩交響曲」「バレエ:アダム・ゼロ」
・映画音楽(Chandos, CHAN9896)
――「来るべき世界」「シーザーとクレオパトラ」etc.

◯ハーバート・ハウエルズ(H. Howells, 1892–1983)
スタンフォードに師事し、早くから評価されていた作曲家です。
特に宗教合唱曲の分野に優れた作品を残しました。
・弦楽作品(Chandos, CHAN9161)
――「弦楽オーケストラのための協奏曲」「第1組曲」etc.
・合唱作品(Chandos, CHAN9744)★おすすめ★
――「楽園の賛歌」「ケントのヨーマンの求婚歌」
・合唱作品(Paraclete Recordings, GDCD053)
――「レクイエム」「マニフィカトとヌンク・ディミティス」etc.

◯カイホスルー・ソラブジ(K. Sorabji, 1892–1988)
・ピアノ編曲作品
――「ショパンの「子犬のワルツ」による気まぐれなカプリッチョ」etc.