2017/05/17

聴く音楽史:後期近代イギリス編 No. 01

Naxos Music Libraryから作曲家のアルバムを紹介します。
今回の舞台はイギリスの後期ハノーヴァー朝(Part 1)。
19世紀前半生まれのクラシック作曲家を紹介します。
重要な作曲家には解説&おすすめ情報をつけています。

【作曲家のアルバム】
◯サミュエル・セバスチャン・ウェスレー(S. S. Wesley, 1810–1876)
・オルガン作品(Naxos, 8.570410)
――「序奏とフーガ 嬰ハ短調」etc.
・合唱作品(Naxos, 8.570318)
――「共に心を掲げよう」「荒れ野」etc.

◯ウィリアム・スタンデール・ベネット(W. S. Bennett, 1816–1875)
19世紀以降に初めて大陸から認められた作曲家です。
ピアニストや王立音楽学院の学長としても活躍しました。
・ピアノ作品(Marco Polo, 8.223578)
――「カプリッチョ ニ短調」「30の前奏曲と練習曲」etc.
・室内楽作品(Marco Polo, 8.223304)
――「ピアノ六重奏局 嬰ヘ短調」「二重奏ソナタ イ長調」
・管弦楽作品集(Lyrita, SRCD206)
――「序曲:五月の女王」「交響曲 ト短調」etc.
・協奏曲(Lyrita, SRCD204)★おすすめ★
――「ピアノ協奏曲第1番」「ピアノ協奏曲第3番」etc.

◯アリス・メアリー・スミス(Alice Mary Smith, 1839–1884)
・管弦楽作品&協奏曲(Chandos, CHAN10283)
――「交響曲 イ短調」「交響曲 ハ短調」etc.

◯ジョン・ステイナー(John Stainer, 1840-1901)
・合唱作品(Naxos, 8.557624)
――「主を十字架に」

◯アーサー・サリヴァン(A. Sullivan, 1842–1900)
喜歌劇の分野で大成功を収めた作曲家です。
作家W・S・ギルバートは劇作を担当した相棒です。
・管弦楽作品(Naxos, 8.570351)★おすすめ★
――「交響曲:アイリッシュ」「パイナップル・ポール組曲」
・喜歌劇
――「ミカド」(Warner Classics, 0094633597358)
・歌劇
――「アイヴァンホー」(Chandos, CHAN10578-80)

◯ヒューバート・パリー(Hubert Parry, 1848-1918)
ベネットの弟子であり、合唱を得意とした作曲家です。
熱心な教育活動を通して、イギリス音楽を復興しました。
・声楽作品(Delphian, DCD34117)
――「イギリス抒情歌曲集」より抜粋
・合唱作品(Chandos, CHAN10740)★おすすめ★
――「エルサレム」「アリストファネスの『鳥』」etc.
・合唱作品(Chandos, CHAN9025)
――「音楽への祈り」
・管弦楽作品(Naxos, 8.553469)
――「交響曲第2番:ケンブリッジ」etc.