君は恥をどこまで甘く素敵にするのか
それは芳しい薔薇の中の虫瘤のように
君という名の蕾の美しさを損なうのに!
ああ!何と甘美な魅力で罪を包むのか!
君の日々について噂話をする人の舌が
君の遊びにふしだらな注釈をつけても
非難ではなく一種の称賛となるだろう。
君の名を呼ぶと悪評も祝福されるのだ。
ああ!悪徳は何という豪邸にいるのか
悪徳の住まいに選ばれてしまった君は
美のヴェールで汚点を残さず覆い隠し
目に映る全てを麗しく見せる人なのだ!
愛しい君よ、その大権には慎重になれ。
丈夫なナイフも下手に使えば刃が鈍る。