2016/05/05

近世イングランドのリュート音楽

◯近世イングランドとリュート
リュートは16世紀後半~17世紀前半のイングランドを飾る弦楽器の一つ。
リュートは洋琵琶という和名を持つだけあり、形状は琵琶にそっくりです。
近世西欧世界では、声楽伴奏と器楽演奏のためによく普及していました。
楽器の特徴といい、クラシック・ギターの親戚と言っても過言ではありません。
今日の再現製造は20世紀の古楽復興運動や歴史研究の成果に支えられています。
ここ20年ほどの間に、Naxosレーベルから様々な作曲家の録音が登場しています。

◯音源情報
・ジョン・ジョンソン(John Johnson, 1540-1594)
――リュート作品集「ジョンソンの宝石」ほか(8.550776)
・ホルボーン(Antony Holborne, 1545-1602)、ロビンソン(Thomas Robinson, 1550-1609)
――ホルボーン&ロビンソン:パヴァーヌとガイヤルド(8.553874)
・ジョン・ダウランド(John Dowland, 1563-1626)
――リュート歌曲集「あふれよ我が涙」(8.553381)
・トマス・キャンピオン(Thomas Campion, 1567-1620)
――リュート歌曲集(8.553380)
・トバイアス・ヒューム(Tobias Hume, 1569-1645)
――「ヒューム大尉の詩的音楽集 第1巻」(8.554126)
――「ヒューム大尉の詩的音楽集 第2巻」(8.554127)
・ロバート・ジョンソン(Robert Johnson, 1583-1633)
――リュート舞曲集「王子のアルメイン」(8.572178)
・ウィリアム・ロウズ(William Lawes, 1602-1645)
――ヴィオール、リュート、テオルボのためのコンソート音楽集(8.550601)